作品紹介:からりん♪
team M & Aで制作した「からりん♪」について紹介します。
【コンセプト】
からりん♪のコンセプトは以下の3点です。
- 身の回りの色を音にする
身の回りのいろんな色を吸い取り、その色に応じた音が鳴ります。
- いろんなものを楽器にできる
楽器ではないものを集めてオリジナルのメロディを奏でられます。
- 好奇心を育てる
いろんな色があること、いろんな音があることに気付かせてくれます。
【仕組み】
カラーセンサで色を取得し、取得した値からGR-COTTONで色を判別します。持ち手のフルカラーLEDを判別した色に変化させ、音を決定します。加速度センサでベルが振られたことを検出したら、音を鳴らします。
【色の識別】
使用したカラーセンサ(S9706)はRGBの色の強さを取得しますが、RGBの値では人間の何色か?の感覚に合いません。そこで、HSV色空間に変換し、色相の値で何色なのかを判別します。
変換式は以下のページを参考にさせて頂きました。
色相の値に対してド、ド#、レ、・・・、シと1オクターブ12音を割り当てます。
【からりん♪用の楽譜】
からりん♪は色で演奏するので、絵が楽譜になります。色付きのマークが各音符になります。(白と黒は音はなりません。)
楽譜を書くのも演奏するのも楽しくなりそうです。
- チューリップ
- ジングルベル
【色と音について】
からりん♪はハンドベルを通じて色を音に変換しますが、色と音を結びつけることに関してTEDでも取り上げられていました。絵画を聞いたり、音楽を見たり、1つのものを別の感覚で捉えるというのは大変興味深いと思いました。
Neil Harbisson: I listen to color